イーストには、ドライ(乾燥・粉末)タイプのイーストか、リキッド(液体)タイプのイーストの2つのタイプがあります。ホームブルーイングではどちらのタイプもよく使用します。それぞれの利点と不利点は以下の通りです。
また、イーストはラガーイースト(下面発酵酵母)、エールイースト(上面発酵酵母)に大きく大別されますが、その他にもそれぞれ多くの酵母株(酵母の種類)があります。この酵母株によって、ビールのフレーバ(風味)とアロマ(香味)を決定します。例えば、ベルギースタイルのビールは、フルーティで少し酸味のある風味が特徴ですが、これはベルギービール特有の酵母株の風味によるものです。麦芽やホップの風味や香味のみならず、イーストはビールの味を決定づける大きな要素となります。
エールイースト
Safale S-04
イングリッシュエールイースト
発酵温度:12-25℃ 最適温度:15-20℃
Safale US-05
アメリカンエールイースト
発酵温度:12-25℃ 最適温度:15-22℃
ラガーイースト
Saflager S-23
ベルリンVLB社由来のフルーティなラガーイースト
発酵温度:9-22℃ 最適温度:12-15℃
Saflager W-34/70
ドイツ/バイエンシュテファン地方発祥のラガーやピルスナータイプイースト
発酵温度:12-22℃ 最適温度:12-15℃
ウィートイースト
Safbrew WB-06
ウィート(小麦)ビールに適したイースト
発酵温度:12-25℃ 最適温度:18-24℃
ベルギーイースト
Safbrew S-33
ベルギースタイルや、トラピストエールに適したイースト
発酵温度:12-25℃ 最適温度:15-20℃