先日、麦芽量の計算を質問した者です。今回もお願いします。
イースト投入後2週間経つのですが、イーストの塊のようなものが、いまだに浮遊しております。
比重は1.012くらいで、味は甘くなくビールの苦みがあるため、糖の分解は終わっているような気がします。
ただ、ドライイーストの香りが若干します。
投入したイーストの量が多かったのでしょうか?
また、今後、辛抱して待っていれば、それらの塊は沈殿していくのでしょうか?
すみませんが、教えて下さい。
よろしくお願いします。
こんにちは。
初期比重や管理温度などが分からないので、何とも言えないところですが、発酵前比重が極端に高くない状況で、温度管理がしっかりできている状態だとすると、2週間で比重1.012であれば、発酵はほとんど完了していると考えて良いと思います。心配しなくて大丈夫です。次のステップに進んでOKです。
イーストのようなもが浮遊しているとのことですが、イーストを完全に沈殿させるためには、温度を下げてあげる必要があります。発酵が完了しているかどうかは、比重の変化をモニターして、比重の変動が無くなれば完了していると考えて良いと思います。最終比重については、こちらを参考に比重とイーストの発酵力の関係から算出できますが、あまり神経質にならないで大丈夫です。
発酵が完了していてもイーストが浮かんできては、ブクブクしながら沈殿していく状況は、瓶詰め/樽詰めの時にもよく確認できることです。イーストの香り(エステル臭)は、どんなビールでも残るので問題ないです。イーストの香りがビールに特徴を与えてくれます。
また、ドライイーストの残りカスのようなものが浮遊していることがありますが、これはドライイーストが麦汁にうまく溶け込まなかった残りの可能性があります。問題はありませんが、気になるようでしたらドライイーストを直接投入するのではなく、リハイドレーション(一旦水で戻す)してから投入するとスムーズです。リハイドレーションのやり方もこれまで説明してなかったようですので、今度書いてみます。
一次発酵が長くなってイーストと触れている時間が長くなるのはあまり好ましくないので、次のステップに進んでしまったほうが良いかもしれませんね。